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カナダでのクリスマス
2008/12/26(Fri)
School Gallery( from HP)

クリスマスイブは大雪となりました。
バンクーバーの街中は、クリスマス前最後の買い物でにぎわっていて日本の大晦日のようです。
ただ寒波が過ぎて気温が上がってきたため、道路はぬかるんで歩くのが大変でした。

一夜明けて、今日はクリスマス。アイルランドから来ているファーガルの家でクリスマスディナーがありました。カナダ・アメリカ出身の生徒達はほとんどが自宅に帰りましたが、旅費がこの時期最も高くなるため、外国から来ている生徒はほとんどが残っています。

欧米でのクリスマスは、今ではそれほど宗教色は強くなく、家族が集まって食事をとりながら過ごす特別な一日なようです。クリスマスイブはその前日で、日本のような過ごし方とは全く違います。子供達ももういくつ寝るとと数えながら待ち、イブは早く寝て朝プレゼントをもらうのを楽しみにしています。
クリスマスは一年で最も大事な日で、欠かせないことが3つあります。
クリスマスツリー、クリスマスプレゼント、クリスマスディナーです。他にもクリスマスが頭につく言葉がいくつもあります。

家族で来ている生徒達は一時的とは言え、クリスマスツリーを用意して飾っています。クリスマスツリーは造花もありますが、やはり本物じゃないとだめなようです。ツリーは切り花と同じで、郊外にはツリー畑がいくつもあり、車でそこに買いに行きます。根が付いた物、下を切った物とありますが、だいたい20ドルから80ドル、40ドル前後で買えます。この時期スーパーでも売っています。

ファーガルの子供は7才と9才。この日の食器の片付け、飲み物等は彼らの仕事で一生懸命サーブしてくれました。彼らは、同年代の日本の子供達に比べかなりしっかりして大人です。ただサンタクロースは真剣に信じています。うちの子供にどうしたらサンタクロースが来て、プレゼントをくれるか教えてくれました。前もってサンタクロースに欲しい物を書いた手紙をだすと、それを持って来てくれるそうです。住所はノースポールで届くと教えてくれました。

クリスマス


ディナーは、学校から合板とソーホース(木をのこぎりで切ったりするときにのせる台)持ってきてテーブルを作り、みんなで料理を持ち合い始めました。自分たちは海苔巻きを作って行きました。

前菜

北米では一年に二度、サンクスギビングとクリスマスに七面鳥を食べるそうです。自分のイメージしていたケンタッキーのチキンではありませんでした。この日もベルギー出身のクリスタルが七面鳥を料理しました。とても大きく食べ応えがあります。

ジンジャークッキー

デザートは、ジンジャークッキーでお菓子の家を子供達が作りました。これもクリスマスには欠かせないものの様です。写真左に見えているのはブレッド&バタープディングです。

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教室の様子
2008/12/22(Mon)
学校正面

ここ西海岸はカナダでも最も温暖な地域です。
しかし今年の冬は様子が違い、かなり寒く雪が降り続いています。
学校では12月20日のギャラリーでの展示パーティーに向け、日曜返上で作業が続けられています。
この時期、朝は5時から6時に開き、夜は11時頃まで明かりは消えません。

12月展示会前の最後のプレゼンの様子です。
基本的には何を作ってもかまわないのですが、今回のテーマは曲面、ドア、パネル(框)、蟻組の抽斗、金具、ヒンジ作り、ドアのキャッチ等作品に関係する材料を自作すること。必要な鉋、特別なノミ、ナイフ、道具等も作ります。
つまり、金具を初め必要な材料・道具を作りながら最初の作品を作ります。家具を製作するのと同じくらいの時間を道具作りに取られます。自分の場合は、丁番を2セット作るのに4日以上かけてしまいました。

クレイグ

アメリカから来たクレイグです。仕事をオーガナイズすることにかけては右にでる人はいません。精度の高い仕事をしています。木工歴は結構長く、年齢は見かけよりだいぶ若いようです。僕は生まれて初めてワハッハッハと笑う人を見ました。この時期サンタクロースと重なってしまいます。

ファーガル

アイルランド出身のファーガルです。ロッククライマーです。7才と9才の子供と一緒に来ています。一見威厳のある感じの風ぼうですが、笑顔は最高です。チークでキャビネットを制作しています。天板は日本のカブトかトリイのような形です。

スティーブ

トロントから来たスティーブの制作しているキャビネットです。インテリの元エンジニアです。木工機械を巧みに使い、集中力は並ではなく、制作の手も早いです。自分の前のベンチでかなり助けられています。材料はブラックウォールナットとリンゴの木を使っています。

バーブ

地元バンクーバー出身のバーブです。蟻組で曲面の小箱を制作しています。うろこのような特徴のある木目の木を使って言います。朝早くから夜遅くまで淡々と作業を続けています。木工の経験はほとんどなかったそうですが、日に日に腕を上げていくのが分かります。

ニック

アメリカ出身、元プロのロックバンドで全米ツアーもこなした経験のあるニックです。エクストリーム系で自分を極限まで追いつめていくようなタイプに見えます。
今回制作していたのも一見単純に見える蟻組の小箱ですが、蟻組に直線はなく、外側と内側が違う曲面で構成され、さらに上部にいくに従いテーパーしています。この蟻組にはかなり神経を使っていたようです。

ジェイソン

アメリカ出身のジェイソンです。声優のような低い声とイタリア映画にでも出てきそうな雰囲気のある人です。人一倍優しく、子供の扱いは最高です。ドーシエという木を使いウィスキーキャビネットを制作しています。

シャイン

ジェイソンの飼い犬シャインです。いつもベンチのとなりでおとなしくみんなの様子を見ています。











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スクールギャラリー②
2008/12/06(Sat)
Dovetail box1

生徒の在学中の最初の作品です。最初のものは時間も限られ小さなものを作ります。蟻組で作った小箱です。蟻組は直角ではありません。細部も凝っています。

Dovetail Box2
davetailbox02

金具もすべて作っています。

Box3
Center


講師ホアンの最初の作品です。建築のような作品です。中心の空間に彫刻がはめ込んだあります。

wallcabinet1
wallcabinet11

典型的なウォールキャビネットです。シンプルですが美しい形をしています。キーホルダーかけるフックがついています。

wallcabinet2
wallcabinet22

正面のドアが凹面になっています。かなり凝った作品で雑誌に掲載されました。

cabinet5
cabinet6

ベネズエラ出身のフェデリコの作品です。卒業後学校の近くで独立して制作を続けています。スタンドのついたキャビネットです。日本人からみると仏壇をイメージしてしまいます。単板を使った作品です。
中の引き出しは日本の箪笥からヒントを得たそうです。

cabinet7

象眼を施し、前面は曲面になっています。ガラスも特注の曲面にあったガラスを使用しています。とても評価の高かった作品です。海外の美術館に納められる予定だそうです。

cabinet8

蟻組で組んだチェストです。

table

天板の両側が反った天板のついたチェストです。一期生で今もレジデントクラフトマンとして学校で制作を続けています。繊細な作品を作っています。

Chair1

講師の作品です。この椅子は線が細く軽く出来ています。とても座りやすく、アームのさわり心地も非常に良いです。

chair2

クイラという木で出来ています。幅がかなり広く、座り心地も上々です。

stool

2年目に在籍している日本人、ダイスケさんの作品です。メープルでできていて見た目にも美しいスツールです。

12月20日に現在の学生の最初の展示会・即売会があります。またその様子を伝えたいと思います。

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スクールギャラリー ① 生徒作品
2008/12/04(Thu)
ギャラリー

学校の別棟、オフィスと同じ建物に小さなギャラリーがあります。
主に過去に卒業した生徒の作品が展示され多くは販売されています。
ここに展示されているものは過去の作品のほんの一部です。この学校はクレノブの流れをくむ学校でクレノブスタイルの物も数多く見られます。僕が日本で作っていたようないわゆる家具とは大分違います。椅子以外は、形が先にあり機能はその後の問題です。一般的な注文家具ではなくスタジオファニチャーの一つで作りたいもの作り、ギャラリーで売るのがメインになります。
写真では単純に見える物も、よく見ると非常に手が込んでいます。

クレノブ

クレノブ2

ジェームス・クレノブ(James Krenov) 最後の作品です。
現在クレノブは88歳。82歳の時の作品で、その後目を悪くして思うように作品作りは出来なくなりました。
主張せず、細部も力が抜けていて暖かみを感じる作品です。ギャラリーの隅にひっそりと置かれていて作品の説明、誰の作品かは書いてありませんでした。
現在でもこの学校で毎週講義は続けられており、角の落ちた優しい人柄に触れることができます。

サイドボード

サイドボード2

講師イアンの在学中の作品で、多くの雑誌に掲載されました。この学校の一期生です。デンマークスタイルの家具、特にフィン・ユールを尊敬しているそうです。村上春樹の作品で翻訳されたものはほとんど読んでおり、とても好きな作家だと言っていました。初めのギャラリーの写真のロッキングチェアーもイアンの作品です。

キャビネット1

キャビネット2

キャビネット3

講師ホアンの在学中の作品です。ベネズエラ出身、この学校の卒業生です。他とは全く違う感覚、センスの持ち主です。彼の作品が僕はここで最も好きです。僕と同年代ですが、ラテン出身でいつも明るく、調子も非常に安定しています。

キャビネット4

卒業生の在学中の作品です。この作品も数多くの雑誌に掲載されました。単板を使い、方向を変えて組み合わた作品です。中はひのきを使用しており、扉を開けるとひのきの香りがしてびっくりしました。

次回さらにギャラリーに展示されている作品を紹介します。
写真の一部は学校のホームページから許可を得て引用しました。

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