FC2ブログ
西洋鉋 その① かんなの研ぎ
2008/09/26(Fri)
かんなの刃

 ここカナダでも授業は研ぎから始まります。一般の鉋の刃はほぼ日本のもの同じ構造ですが、いくつか大きな違いがあります。
 鉋の刃に限らず、のみ、小刀などの刃物はすべて鋼(はがね)のみで出来ています。木の床に落としましたが全く欠けませんでした。刃の厚さが日本のものの半分ほどで長さも短く、日本特有の裏のすきがありません。また裏金はチップブレーカーと呼ばれねじで固定されるようになっています。
 これらの相違が研ぎ方に決定的な違いをもたらします。まず鉋の刃の裏を作ります。砥石を使って(ここでは1000番と8000番)鏡のようになるまで平面に仕上げます。これが、ものすごく時間がかかります。日本の刃のすきの意味を実感しました。

ハンドグラインダー

 ここからが大きな違いです。ここでの刃物の研ぎは、特に鉋もノミも、まずグラインダーでぎりぎりまですいた後に、数回砥石で刃を付けて仕上げます。そのため、いったん裏を作れば、刃を付けるのは短時間ですみます。いかにも欧米らしく合理的だと思いました。刃が減るのが早いのが欠点ですが、グラインダーの腕は上達します。
 写真は、欧米でもめずらしいハンドグラインダーです。この学校ではこれを好んで使用しています。片手で回しながらの作業ですが、いったん慣れると奥が深くぜひ欲しくなります。


スポンサーサイト



この記事のURL | 木工 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
北米では、小包を送るのは郵便局が一番安いのか?
2008/09/23(Tue)
郵便受け

 ここロバーツクリークでは各家に郵便受けはありません。主要な通りに一定の間隔でポストが並んでいて、一つ一つ鍵がかかるようになっています。こっちに着いてしばらくは、来るはずの郵便が届かず本当にポストの番号が合っているのか心配になりました。
 郵便ポストに入らない、小包のようなものは自宅に届けてもらえます。留守の場合はドアノブに、ホテルのDo not disturbのような不在通知がかけてあります。ここでは再配達はしてもらえないようで不便です。
 その左となりにあるのは、週一回その地域の情報紙と広告が入った分厚いものが入れてあり、自由にとれるようになっています。フライヤーと呼ばれ、新聞なんていらない位役に立ちます。

 北米での宅配便事情はかなり悪いです。ただし、日本が良すぎるのかもしれません。
 カナダに来る前にアメリカに数日立ち寄った時の話です。そこでミカン箱程度の荷物1個とバラの荷物をカナダに送ろうと郵便局に行きました。ミカン箱1個で54ドル、ほかを合わせると150ドルほどと言われました。納得出来ず、近くにあった宅配大手のUPSに行ったところ、バラの小さいもので127ドル、ミカン箱は240ドル、おまけにバラのものを一つの箱に詰めてもらったら手数料が35ドル。書いた書類を破棄し、箱から出してもらい、結局郵便局から出しました。
 郵便局の局員も対応は非常に悪かったけど、郵便局から出すのが一番安いはずだと言っていました。
 
この記事のURL | カナダの生活 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ワークベンチ
2008/09/21(Sun)
教室01

 個人に一台ワークベンチが割り当てられ、各々が好きな場所を選びます。ワークベンチはスウェーデンに注文して作られたものです。オーソドックスなデザインですが見た目にも美しく、やる気を起こさせます。使い勝手も優れています。ただ日本で使う時は、手が反対になるので左右逆にしないといけないでしょう。
 表面は各人でスクレーパーをかけ、平らにきれいにした後、オイルをしました。自分はまだスクレーパーが届いてなかったため、長台鉋で削った後、大直し鉋で平らにしました。

教室02

 もう一つ各人に割り当てられているのは道具入れです。壁かけの棚のようにベンチのとなりついています。一見単純な棚に見えますが、これが奥が深いのです。この中と下の壁にすべての手工具を仕込みます。穴を開けても良いし、使い勝手が良いように仕切り棚を追加してもかまいません。いかに使いやすく、ユニークなものになるかが問題なようです。基本的に人のまねせず、同様のものを作る時には、コピーしても良いかと聞いていました。写真はもっとも凝って仕込んでいた道具だなです。


この記事のURL | インサイドパッセージスクール | CM(0) | TB(0) | ▲ top
インサイドパッセージスクール
2008/09/20(Sat)
ベンチルーム

 この小さな町の中心に学校があります。
学校の建物は、ベンチルーム、マシーンルーム、図書室を兼ねたトイレ、オフィス、ギャラリーからなっています。
 今年の生徒は全部で14人、カナダ、アメリカ、イギリス、アイルランド、コロンビア、日本と世界各地から来ています。生徒のバックグランドは多彩で木工の経験がある人がほとんどですが、中には初めてという人もいました。年齢層は20代から50代と思われますが、驚いたことに自己紹介で年齢を明かしたのは自分一人でした。なので本当のところ、まだみんなの本当の年齢は分かりません。
 初日は、みんな緊張していた様子で、前日は眠れなかったと口々に言っていました。学校の始まりはどこも同じようです。僕は日本を発った瞬間から緊張していたせいか、前日はよく眠れすっきりしていたのですが。 
 はじめの授業は、電気をつけず薄暗い中で、先生のスピーチがありました。その雰囲気に、背中がぞくっとするくらい感動しました。午後には、ジェームズ・クレノブの最初の講義がありました。本人が90歳近くの高齢で学校に現れず、電話を通じての講義でした。イメージとは違い、非常に明るく、穏やかな人柄が伝わって来ました。しかしながら、正直言って80%は理解出来ませんでした。
この記事のURL | インサイドパッセージスクール | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ロバーツクリーク
2008/09/19(Fri)
流木のベンチ
すぐ
今日は久しぶりに曇りの一日でした。
学校の帰りに海岸により、張っていた気が和らぎました。
ここロバーツクリークは、バンクーバーから車とフェリーを使って2時間ほどのところにあります。
それほど遠くはないのですが、海を渡ると思うとバンクーバーは遙かかなたという感じがします。
ここの海は、バンクーバーのメインランドと大きなアイランドの内海でほとんど波がなく、静か。ヨットが遠くに浮いていて、アイランドの雪をかぶった高い山が重なり絵になる風景です。
今日はそんな夕焼けの写真をとりに行ったのですが、曇っていて残念でした。

コテージ

この町には、学校の周りに何軒か小さなお店がありますが、日常の買い物を出来る店は田舎の商店のような食料品店が一見ある程度です。
このあたりの家はコテージが多く、別荘として使っている人も沢山いるようです。賃貸のアパートは、ほとんど皆無です。
僕が、学校の紹介で借りたのも、そのコテージの一つです。
見た目は、小さいのですが、寝室が二つあり、庭も綺麗に手入れされています。
ここを借りれたのは、運が良かったと言われます。

この記事のURL | カナダの生活 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
はじめまして
2008/09/17(Wed)
2008年9月に、バンクーバー郊外の小さな町にある小さな木工の学校に入学しました。
カナダに来てから2週間、学校が始まって1週間がたちました。
毎日が新しいことでいっぱいです。
これから、カナダの生活事情、この町での生活、学校生活、北米の木工事情を少しずつつづっていきたいと思います。
この記事のURL | カナダの生活 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
プロフィール
2008/09/17(Wed)
Yosuke Yoshizaki

1967年生まれ
37歳でそれまで勤めていたところを退職、長野県立伊那技術専門校に入学
卒業後、小さな工房をもち注文家具の制作を始める
2007年 椅子塾終了
現在カナダバンクバー郊外にあるインサイドパッセージスクールに留学中

myself.jpg


この記事のURL | プロフィール | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |