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ホームページを作りました
2010/09/10(Fri)
早いものでカナダから帰国して一年が経ってしまいました。
留学して得た経験をどう生かすかを考えています。

自己紹介程度のホームページを作りました。

Stol furniture studio
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James Krenov (ジェームズ・クレノブ)の訃報
2009/09/11(Fri)
今日の夕方、クレノブの訃報が学校から送られてきました。

Krenov

インサイドパッセージスクールに行くまでは名前程度しかしりませんでした。
それが、学校での9ヶ月間、毎週クレノブの講義を聞き、著作を読み、実際にクレノブ
の作品に触れることで、家具作り、木工に対する考え方が全く違うものに変わりました。
今でも昨日のように講義で一心に語りかける声が聞こえてくるようです。

ご冥福をお祈りいたします。
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最後の9日間
2009/05/08(Fri)
life after school

ここカナダでは桜も咲いて徐々に春らしくなってきましたが、朝、晩はまだまだ寒い日々が続いています。新型インフルエンザはニュースでは放送されていますが、カナダは都市部を抜かして極端に人工密度が低いためもあるのか日常会話ではほとんど話題にあがりません。この時期近くのスーパーではメキシコ食料品フェアをやっていたりしてびっくりしました。

さてインサイドパッセージスクールでは、この間様々な技術の応用編のデモがあったり、制作が進行し、あっという間に2ヶ月近くが経ってしまいました。気がついてみれば後9日間でこのクラフトマンプログラムも修了してしまいます。

ベンチ周り

学校はかなりベンチの周りも各自のプロジェクトや物であふれ混沌としてきています。機械は朝6時から夜7時まで動き続けています。その後もベンチの使用は時間制限はありません。遅くまでいる生徒はいったいいつ帰っているのかもなぞです。

いたづら1

そんな様子ですが、この時期いろんないたずらが横行しています。
写真は制作中のキャビネットの上に筆に付いたボンドがこぼれている設定です。もちろん用意周到に準備されたいたづらです。


いたづら2

完成間近のキャビネット大事にラッピングされています。本人が居ない間に靴下と靴をはかされていました。

それから写真はありませんが、実家に帰って数日学校を休んだ生徒のスツールはベンチに両面テープでガチガチに固定されてしまいました。

最後の9日間でみんな焦りに焦っていますが、それなりに楽しむのも忘れてはいません。




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クレノブスタイル家具製作 ボーリングマシーン
2009/03/30(Mon)
ロバーツクリークの夕焼け


3月も終わりに近づきましたが、ここロバートクリークではまだ肌寒い日々が続いています。
今月の始めには、早々にサマータイムに切りかわり、夜も徐々に明るくなってきました。
ここでは11月から3月の始めの4ヶ月が冬時間であとの8ヶ月は夏時間です。
働いている人にとっては帰宅してもまだ明るく、その分エネルギーの節約にもなりエコロジーで良い制度だと思います。ただ変わり目は少し苦労します。

さて学校では、このクラフトマンプログラムも残すところ後2ヶ月あまりとなり、周りの生徒も疲れと焦りが見え始めました。今年は、例年より多く4人の生徒が2年目に進む予定です。
自分が作っているV字型をしたショーケースもほぼ完成に近づきました。残りの時間で椅子を制作しようと思っていますがどうなることでしょうか。

ボーリングマシーン

今回はだいぶ間が空きましたが、ボーリングマシーンについてです。
ボーリングマシーンはクレノブスタイルの家具作りでは欠かすことはできない基本的な機械です。
この学校でこれを覚えると、欲しくなる機械の一つです。学校で使っているのはデービス&ウェルスの旧式のものですが、鋳鉄でしっかりした使い易いものです。中古で値段は200-500ドル程度で手に入る様ですが出回る数は多くはありません。自作するのも可能だと思われます。

ボーリングマシーンは、ドリルプレスを水平につけただけような非常に単純な機械です。
一見水平ルーターと似ていますが、モーターは1/2から3/4馬力程度とかなり弱いものでこれがポイントです。馬力が大きいとデリケートな加工ができなくなります。

さてこれで一体何ができるのでしょうか。
基本的に2種類の穴を開けることだけです。普通のドリルビットをつければまっすぐに穴が空き、ルーターで使うスパイラルビットを着け水平に動かせばほぞ穴を開けることができます。

クレノブスタイルのキャビネットの製作では、本体の天板・底板・しきりと色々なところにダボを多用します。日本の訓練校では本体の組みにダボを使うことは皆無で、ダボで接続すると聞いた時はえーっダボかと思いましたが、使っているうちにその使い易さと奥の深さに気づきます。安物の椅子がぐらつき壊れてくるとダボが見えてくることもあったり、一般的にダボのイメージはかなり悪いのではないのでしょうか。

ただここで加工するダボは、必要以上に多くの数を使用し強度も強くなります。加工する側の利点としては木材が多少動いて歪んでもダボの数を多くすれば、隙なくきれいに接着できます。強度も必要以上に多くの数を使用するため問題はありません。80cm程度の幅のキャビネットを作っている生徒は天板だけで100個近くのダボを使っています。

ボーリングマシーン2

ボーリングマシーン4

本体にダボを使う場合、まず木片でテンプレートを作り側板の木口の加工面に釘を使って取り付けボーリングマシーンを使ってテンプレートと同時に穴を開けます。垂直、深さは手で調節します。天板・底板はドリルプレスで同じテンプレートを用いて穴開けします。

ほぞの加工です。角のみとは違い穴の角は丸くなります。そのため後で角をのみでまっすぐにするか、ほぞの角を丸く作ります。写真はフローティングテノンの例です。ビスケットのようにほぞ自体は借り物です。ほぞはルーターで簡単に丸く加工できます。それに対し普通のほぞはライブテノンと呼ばれノミとヤスリを使って丸く仕上げます。

ボーリングマシーン3

フローティングテノン1

フローティングテノン2
この単純なボーリングマシーンが最も活躍するのは、椅子のほぞを切る時のような2方向に角度がついた時です。XYテーブルを取り付けると同じものを量産することも可能で、椅子づくりにはぜひ欲しい機械です。

椅子のほぞ

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マーケトリーって何
2009/03/06(Fri)
ジェイソン

マーケトリーとは、日本語で象眼にあたります。日本の工芸の世界では貝殻や銅、銀、金など高価なものを埋め込むことが伝統的に行われています。

欧米では家具にも木の象眼を施すことが普通に行われています。
今回、卒業生のジェイソンを迎え講義とデモが行われました。写真の作品はこのジェイソンがこの学校の2年目に制作したものです。木々のマーケトリーが曲面に施されています。彼にとってはこれが初めてのマーケトリーだそうです。

マーケトリー1

技術自体はいたってシンプルで、まず紙にデザインを描きます。色合いの違う薄板を二枚重ねにしてします。糸鋸を通す部分を糸鋸の刃と同じくらいの系のドリルで穴を開け、糸鋸の刃を通します。

マーケトリ2

台を斜めして切ることによって、上に置いた薄板の切り取られたものが下の薄板の部分に治まります。台の角度は、薄板の厚さと糸鋸の刃の幅によります。試し切りをして角度を決めます。

マーケトリ3

写真は現在ジェイソンが作成中のキャビネットのマーケトリーです。全体に何重にもメープルの葉がデザインされています。これがキャビネット全体にわたっているそうです。

バーブ

これは、クラスメートのバーブがキャビネットのために試作した、木の葉のマーケットリーです。数日没頭してこれくらいできるようになりました。とても美しい作品で、できあがるのが楽しみです。

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